毎月の生理にともなうムレやゴワつき、そして買い続けるナプキン代のコスト。こうしたストレスから解放されたくて、以前から気になっていた「月経カップ」を試してみました。
結果として、私の生理ライフの快適さは劇的に向上し、お財布にも優しい選択となりました。しかし同時に、「これは誰にでも手放しでおすすめできるわけではないな」と感じたのも事実です。
実際に使ってみてわかったリアルな使用感や、最初のハードルを乗り越えるためのコツを包み隠さずシェアします。
- 最初の壁:届いて驚いた大きさと、痛みに苦戦したスタート
- 最初の1か月が勝負!使ってみてわかったデメリットと注意点
- 壁を乗り越えた先にある、月経カップの大きなメリット
- 快適さを100%にするための、おすすめの組み合わせ
- まとめ
最初の壁:届いて驚いた大きさと、痛みに苦戦したスタート
ナプキンの不快感から解放されたい一心で購入した月経カップですが、届いた実物を見た最初の感想は「意外と大きい……」でした。これを本当に体の中に入れるのかと思うと、最初は少し怯んでしまったのを覚えています。
案の定、最初はコツが掴めず、痛くてなかなか入りません。体に余計な力が入ってしまうこともあり、スムーズにいかないもどかしさを感じました。
そんな中で救世主となってくれたのが「パンチダウンホールド」という折り方です。
カップの縁の1箇所を、人差し指で底に向けて内側に押し込むように折る方法なのですが、これが一番先端を細くできました(言葉でイメージしにくい場合は、動画サイトなどで検索してみるのがおすすめです)。他の折り方も試したものの、先端がシャープになるパンチダウンホールドに変えてからは、格段に挿入しやすくなりました。
最初の1か月が勝負!使ってみてわかったデメリットと注意点
月経カップを自分の体の一部のように違和感なく使いこなせるようになるまでには、私の場合はおよそ1か月(1サイクル)ほどの練習期間が必要でした。最初から一発でうまくいくケースは少なく、ある程度の慣れと時間が必要なアイテムだと感じます。
また、入れるときだけでなく「取り出す作業」も最初は一苦労です。
慣れないうちは、取り出すときにどうしても手が汚れてしまいます。多くの製品は最長8〜12時間ほど入れたままにできるため、量が多くない日や短時間の外出ならそのままで大丈夫です。しかし、最大使用可能時間内に帰宅できず、どうしても外出先の公共トイレなどでカップを空にして再び挿入しなければならない状況になると、人によっては衛生面や手間の観点から「ハードルが高い」「やりたくない」と感じるかもしれません。
さらに、生理の始まりと終わりには煮沸消毒などのケアが必須となるため、こうしたこまめなお手入れが苦手な人にとっても、好みが分かれる部分です。
これから初めて試すという方は、万が一奥に入り込んでしまっても見失わないよう、リングやステム(取っ手)がしっかりついているタイプを選ぶのが安心です。引っ張る目安があるだけで、心理的な恐怖心はかなり和らぎます。
壁を乗り越えた先にある、月経カップの大きなメリット
いくつかのハードルはあるものの、最初の1か月を乗り越えた先には大きなメリットが待っていました。
一番驚いたのは、正しい位置にすっぽりと収まると、つけている違和感がほとんどゼロになることです。あんなに悩まされていた生理中のムレや、あの独特なゴワつきから解放され、つけていることを忘れてしまうほどの快適さを味わえました。
ただし、どれだけ快適だからといって規定の時間以上に入れっぱなしにすることや、不衛生な手で扱うのは厳禁です。稀に重篤な急性疾患(トキシックショック症候群:TSS)を引き起こすリスクもあるため、正しい使用時間と衛生管理を守ることは大前提となります。
もちろん、お風呂に入る前に手をしっかり洗って装着しておく必要はありますが、このルールさえ守れば、お風呂上がりのストレスがなくなったことも大きなメリットでした。
入浴時に経血が垂れる心配が一切ないため、お風呂から上がって「一刻も早くナプキンをあてなきゃ」と焦る必要がなくなりました。バスマットを汚す恐怖から解放されたのは、個人的にとても大きな変化です。
また、使い捨てのナプキンとは違い、一度購入すれば繰り返し使えるため、目に見えて毎月のナプキン代が浮くようになります。初期投資こそかかりますが、自分に合って使い続けることができれば、長期的に見てとてもお財布に優しい選択です。
快適さを100%にするための、おすすめの組み合わせ
非常に優秀な月経カップですが、完璧に密閉できていると思っていても、体の激しい動きや座り方によっては、時々少しだけ漏れてしまうことがあります。
そのため、月経カップ単体ですべてを解決しようとせず、他のサニタリーアイテムと組み合わせるのがおすすめです。
私のベストな使い方は、吸水ショーツや薄手のナプキンとの併用です。万が一、少し漏れてしまったときのための「バックアップ」を用意しておくことで、外出中や仕事中も心配することなく、段違いの安心感の中で1日を過ごすことができます。
まとめ
月経カップは、使いこなすまでに1か月ほどの練習が必要で、手の汚れやすさや衛生面での注意、お手入れの手間などを考えると、決して万人向けのお手軽なアイテムとは言えません。
しかし、自分の体に合うコツさえ掴んでしまえば、これまでの生理の概念がガラリと変わり、経済的なメリットも付いてきます。
もし興味がある方は、まずはスケジュールに余裕がある休日など、自宅でリラックスして過ごせる日に少しずつ練習を始めてみてはいかがでしょうか。